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2017年11月25日 (土) 00:56:09 | 新着情報, 院長ブログ

普通って幸せ

皆さんは普通に幸せを感じたこっがありますか

普通に感じ、普通に日常が過ごせる幸せをありがたく、素晴らしく思う毎日です。

私ごとになりますが、
今年の春頃より、少しずつ気分が鬱傾向になり、6月位からその症状は増し、8月には更に精神的にとても辛くなり、最高の鬱状態に成りました。

毎日が辛くて、不安で何をするのも気力がダウンし、無気力で億劫でプライベートの時間は布団の中で時間が経過するのを待ち、例え様のない、押し寄せるどうしようもない暗い気持ちの中で時間が過ぎるのを耐えていました。

友人や家族は病院へ行く様にと何度も勧めてくれるものの、その時の状態は外に出るのも、プライベートでは億劫で気力も無く出来ない様になっていました。

唯一
仕事だけは何とか続ける事ができました。今、思うと仕事が私を鬱の真っ只中で救ってくれていました。

本来、鬱になると仕事から出来なくなのですが、私の中の生真面目さと絶対にしなくてはいけないという性格が仕事だけは、させていたようですが、仕事に行くという行為もとても毎日が辛いものでした。

鬱から抜け出したいという思いから、辛く不安で億劫ながらも、知り合いの精神科に行くのを決めて通いだし、

3ヶ月が過ぎても症状は変わらず、病院へ行くのも辛くて辛くてという日々でした。

それが10月18日に高い所から落ちて腰と背中を強打するという大怪我をし、殆ど動けない状態が一週間続きました。

仕事も  初めて10日間休むという私にはあり得ない事でした

足を骨折しても手の指を骨折した時も一度も仕事を休まなかった私が自分の意思や気持ちに関わらず、動きたくても全く動けない状態なので仕事をしたくても無理な事でした。

怪我をして二日ほど経った頃、はたと気がつきました。

もう一生涯治らないのではないかと思っていた鬱の症状が全く無くなり、自分でも驚きと嬉しさで、体は動けないものの、気持ちは今まで無くなっていた気持ちの高鳴りと嬉しさとで一杯になっていました。

不思議ですが怪我をしたことで鬱は治りました。

きっと
背中と腰を強打した事が脳に何らか伝達されて刺激が入り、症状が無くなったのだと思います。

私の均整の学門でも骨盤と頭骨は相関関係にあるので、骨盤を打った時に頭骨に刺激がはいり、更に脳の鬱を起こしている部位に何らかの刺激が入ったに違いがないと思います。

鬱の時に無くなっていた感情が蘇り、何かをしたいと思ったり、旅行にも行きたいと、頭の中で次々と沸いてきて、その感情のありがたさに感謝でした。

体は未だに痛みもありますが時間と共に少しずつ良くなってきました。

今回、鬱病の8ヶ月間を振り返り思う事は、体の支障で若い頃の全身激痛の2年間、そして度々の骨折、そして今回大怪我をしたことを通しても、体のどんな痛みより、心の鬱ほど辛いものは無いと実感しました。

今は普通に出てくる喜怒哀楽や、何かをしたいとか、物を買いたいという気持ちの素晴らしさを感じると共に、日常、普通に暮らせる幸せをありがたく感じる毎日です。

これも大変でしたが、心の暗い不安で辛いトンネルの鬱病を経験したお陰ですね。

本当に普通の素晴らしさを今更ながらに感じる毎日です。

鬱の時に無くなっていた感情が戻り、今は面白い事やおかしな場面があると自然に声を出して笑っている自分に喜びを感じ、

当たり前と思っていた平凡な日々が、平凡で無く、素晴らしいという事だと気づかされた鬱病にも感謝です。