ある若者が寝違いですとやってきました。
話を聞くと2日前に自転車のチェーンが外れガードレールにぶつかり倒れたとの事でした。
本人は首が回らないので寝違えたと思った様ですが実際はガードレールにぶつかった時の体の歪みが原因だと分かり
首が回らない殆どの原因は上胸椎の歪みからなので
先ずは首の可動域をチェックして本人にも首の動きを確認して貰い
その後に上胸椎の歪みだけを戻して、また本人に首を同じ様に動かして貰うと「あ!、首が回る!」と言うので
首を施術しなくても原因となるところを良くすれば症状が解除される事を伝えました
但し、その症状を確実に良くするには体全体へ波及した歪みを取り負担になった筋肉の弾力を戻してあげる事が大事ですと伝えて施術を終え
歪みを取った根本的に安定した体にして施術は終りました。
勿論、最後に首の施術をしてです。
この様に殆どの寝違えは(首のムチ打ちを除き)上胸椎の歪みが原因なので、
上胸椎の歪みを戻さないと幾ら牽引しても良くならないのです。
実を言いますと私も26才の時に首が動かなくなり、その上、起き上がる事も出来なくなって入院させられました
病院で毎日牽引をして、どんどん症状が悪くなり一月間も入院してましたが
これでは退院出来ないと思い自分で知っていた操体法で何とか良くして退院しました。
その後、均整師になり、色々な患者さんの施術を通して首が回らない原因や日常の動作から起こる腰痛の原因が分かり
今も毎回、患者さん達に体の
症状の原理原則を伝えながら施術をしています。