日々変わっていく症状
辛い肩こり、首の痛み、腰痛、膝痛、内蔵の不調や婦人科疾患、体型の悩みなど、施術の仕事を通して、また自分の経験を通して、同じ人間でも今日と明日では
症状が違い、同じ日でもさっきまで痛みがなかったのに今は痛い・・・。
正しい療法をすれば一時その症状が悪くなったように思える状態が出たとしても、それは神経が興奮し感じだしたというときもあり、実は長い目で見ればよくなっているのです。
自身の経験をもって症状の改善策を見い出します。
症状が長い間のモノで、強い痛みを伴っている場合は極端にすぐ良くなることは難しいと思います。
しかし、その症状を放っておけば脳がその痛みを覚えこみ或いは身体の歪みは月日がたつほどピサの斜塔のよう少しづつ曲がっていき、人によっては長い将来、身体の歪みのために杖をつくことになります。
物理的にも歪んだものであれば、歪みを戻せば杖は必要なくなります。(今、多くのお年寄りの方々の杖をつく姿を目の当たりにして、常々思います)
上記のグラフのように深く症状が先々にあったとしても、その頂点を結ぶと上へあがっていく良い方へ向かっているのです。
私自身、今も日によって痛みが違い、あちこちに痛みが出ますが以前のように激痛で身体中が痛いのとは違い部分的ですが今の仕事をしていると痛みはありがたいものと思っています。(人の身になれることの大切さと経験に勝るものはない)
なぜなら若い頃のような動けない痛みではなく自分のカラダで痛みを経験し、克服する方法をみいだすことで同じ症状の患者さんに伝えることができるからです。その経験から患者さんのカラダだけではなく、心のケアもできるようになりました。そう、身体と心は一心同体なのです。
腰痛についてのお話
腰痛に関して私自身の経験を交えたお話をします。私のように腰を直接打撲しけがをしたのは除き、実際の痛みが腰から出ても、本当の原因が腰にないことが多い現実です。
もちろん腰に痛みがあり、痛みの指令を直接出しているのは腰椎神経ですが、その原因のほとんどはこれまでの臨床経験から上背部、中胸背部の椎骨(背骨のひとつひとつの骨の事)の歪みやその両側の筋肉の偏により、負担から起こり、それは腰椎へ波及して腰痛の原因となり、永い間負担が続くことで時には神経痛を起こしていきます。
すなわち私は腰を打撲し、放っておいたので上の椎骨へと波及し手足の支配神経が炎症を起こし全身へと痛みが広がったのです。
しかし、ほとんどの場合は普段の何気ない日常の癖による姿勢や仕事によるもので、その仕事でとらなくてはならない姿勢から歪みを作り、それが固定化し、さらに傾を生み、症状(自覚症状)へと発展していきます。
症状の根本解決
例えば寝違いといわれるものもその症状から寝方が悪く首が動かなくなったり痛くなったりと思いがちですが実際は首の筋肉ではなく、違う部位からの症状なのです。
事実、多くの患者さん(寝違えの症状の)は上胸椎の歪みが強く、それを戻すと一回の施術で6割、2から3回の施術で本人が訴えていた痛みや動きの制限が緩和されます。
しかし、その症状を長く放っておいた場合は、そう簡単にはいきません。
なぜなら、自身が寝違えと思っていたものを長く放置しておいたので、その後の経過を観察し、どのような過程でよくなるか自身で臨床してきました。
これまでお話した通り、寝違いを経験した人は、自覚症状としては初めてかもしれませんが、その症状を出すまでには体は長い期間の負担を受け、少しの歪みでも痛みを出すことに注力します。根本を直さない限り、再び痛む可能性は大きいです。
当院はその症状の根本を探り、改善へと導く施術を行っております。